「配当金を月2万円受け取るにはいくら必要か知りたい!」
「結局何をいくら買ったら、年24万円の配当金をもらえるの?」
「高配当株投資の始め方や考え方を分かりやすく教えてほしい!」
こんな疑問や悩みをお持ちの方に向けて書かれた記事になっています。
どうも25歳で貯金1000万円を達成したおみそです。配当金で通信費・保険料・サブスク代をまかなっています。
この記事では、「配当金月2万円にはいくら必要か?」を実際のポートフォリオを例に解説しています。
高配当株投資の始め方や大切な考え方まですべて詰まった内容になっているので、初心者の方でも高配当株投資の本質を分かりやすく学ぶことができますよ。
- 25歳で資産1000万円達成
- 簿記3級所有
- 配当金月10,000円以上
- 評価益+実益500万円以上
- 楽天モバイルユーザー
- SBI証券・住信SBIネット銀行・三井住友カード(SBI経済圏)ユーザー
- 楽天証券・楽天銀行ユーザー
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配当金月2万円もらうにはいくら必要か?
株式にいくら投資すれば毎月2万円の配当金がもらえるのかを詳しく解説しています。
ここでは、年間配当利回り(※)ごとに必要な投資金額を紹介します。
年間配当利回りとは、株を買った金額に対して一年間でどのくらい配当金をもらえるか?を表す指標です。
「配当利回り(%)=一株当たり配当金÷株価×100」
年間配当利回り5%なら、10,000円で投資すると毎年500円もらえる計算です
配当金月2万円もらうにはいくら必要か?
株式投資で毎月2万円の配当金を受け取れるようになるには一体いくら必要なのでしょうか。
こちらが年間配当利回りごとに必要な金額をまとめた表になります。
年間配当利回り | 月2万円に必要な投資金額 |
---|---|
2% | 1200万円 |
3% | 800万円 |
4% | 600万円 |
5% | 480万円 |
毎月2万を受け取るということは、年間で24万円の配当金をもらうということです。
例えば、所有している株の年間配当利回りが3%の場合、800万円分投資すれば年間24万円、月2万円の配当金を受け取ることができると言えます。
上記の表で年間配当利回りを2%~5%で表記しているのは、相場がそのくらいだからです。
次は年間配当利回りの平均について解説していきます。
平均的な年間配当利回りはどのくらい?|投資のリスクを知ろう
ここで、株式投資における年間配当利回りの平均はどれくらいなのか?を見ておきましょう。
投資で失敗する可能性を減らすには「相場を知る」ことが大切です
日経平均の年間平均予想配当利回り(※)は1.72%です。
- 2024年2月28日時点
この条件で月2万円の配当金を受け取るには約1,395万円の投資が必要になります。
つまり、自分の所有する株式ポートフォリオの平均配当利回りが2%~5%になるように投資するというのは、平均以上を目指すということです。
投資の神様と言われるウォーレン・バフェット氏の生涯の利回りが年利20%と言われています。
これは超長期にわたりコカ・コーラ等の株式に投資し続けた結果であり、「投資の神様」という名の通り年利20%は異常な値です。
ちなみに、著者の保有している日本株の税引き後年間配当利回りは4.33%(※)です。
- 税引き前の年間配当利回りは5.36%。株式投資の利益には20.315%の税金がかかります。もしわたしがNISAの成長投資枠で株を購入していたら、非課税になっていたため配当利回りは5%以上になっていたことになります。
一般に高配当と言われる株が税引き前で年利3%以上であることを考えると、4.33%は「配当利回りが高い」と言われる部類に入ります。
ただし、配当利回りが高いということは、言い換えるとリスクが高いということでもあります。
高配当を出す企業は、それだけ利益を配当金に回しているということです。
無理をして配当金を出している企業であれば、いつ配当金が減ってしまうかも分かりません。
わたしの場合は、市場が暴落しているときに財務優良な企業の株を購入して、それらがさらに下落したときも「オワコン」とののしられているときも信じて持ち続けた結果、その企業の業績が回復し、配当金を増やしてくれたので利回りが上がったという流れです。
ここまで読んでくださった方はそろそろ気付いてきたのではないでしょうか。
そうです。
「配当金で不労所得」という夢のようなイメージの裏には、投資をすることによる様々なリスクを抱え、かつ自分の身銭を切って企業の株式を購入し保有し続けるという地道な作業が隠れているのです。
これが理想で…
これが現実です
投資の神童か神様でもない限り、ポートフォリオ(※)の年利は3~4%前後に収まります。
つまり、「月2万の配当金を受け取るためにはいくら必要ですか?」という質問に一言で答えるなら、「投資について正しく学んだ人でも600万円から800万円は必要です。」ということになります。
- どのくらいの割合で現金や株式、債券などの金融資産に資金を配分するかという組み合わせのことを「ポートフォリオ」と言います。
- また現金等を含めず株式のみの投資割合を示す場合は「株式ポートフォリオ」と呼ばれることもあります。
例えば金融資産の半分は株式、半分は現金で保有している人のポートフォリオは「株式50%、現金50%」になります
はぁ、結局ぼくみたいな凡人(凡ネコ)には無理なのか…
ちょっと待ってください。
確かに一般人に投資のおいしい話が回ってこないのは事実です。
だから、学ぶんです。
投資の世界は甘くはありません。
甘く見せて初心者をだまそうとする人はいます。
ただ、そういった誘いに乗ってしまった人がどうなるかは、簡単に想像できますよね。
今読んでいるあなたにそうなってほしくはないです。
なぜそこまでするのか?
詳しくは言いませんが、わたしは身近にお金に困って大変な思いをした人を見てきたからです。
そして、自分にとって大切な人たちに同じ思いをしてほしくはないので、家族や友人に向けてこの記事を書いているからです。
わたしも初めは、お金について何の知識もなく、年収も平均以下でした。
それでも現在は、たくさん勉強をして年間191,201円の配当金を受け取ることができるようになりました。
コツコツ積み上げれば、あなたもきっとできます。
いっしょにがんばりましょう
【真実の必要金額】配当金月2万円もらうにはいくら必要か?
ここからは、厳しい現実を知ってもなお、この記事を読み続けているあなたのために投資の真実をお伝えします。
まず、「配当金を月2万円もらうためにはいくら必要か?」という質問についてです。
先ほどわたしは「600万円から800万円」と回答しましたが、これは半分正解で半分は間違っています。
確かに、数字上はあっていますが、現実的に考えて600~800万円もっている人が全額を高配当株に投資するのはリスクが高すぎます。
持っているお金を全額投資してしまっては、自分が働けなくなるリスクや急な出費など、生活をする上でのリスクに対応することができません。
そのため、「配当金を月2万円もらうためにはいくら必要か?」という質問に対する真実の回答はこのようになります。
正しい金融知識を身に付け、家計管理と資産形成を淡々と実践し続けて、少なくとも金融資産1,000万円以上は必要
なぜなら、20代で独身といった比較的リスクを取れる人であったとしても、生活防衛資金や老後資金のためのインデックス投資の資金を確保する必要があるからです。
生活防衛資金の考え方については「【貯金の仕方・コツまとめ】上手にお金を貯める方法」で解説しています。
そのため、金融資産を1000万円くらい保有することができてやっと、「配当金月2万円」を手に入れられると考えるのが妥当です。
天才トレーダーのテスタさんのように投資のみで稼いでいる人、稼げる人はほんの一握りです。
テスタさんですら、専業投資家として何年もチャートと向き合っている努力をされています。
言ってしまえば、プロスポーツ選手と同じです。
今からあなたはプロスポーツ選手になれますか。
ネコじゃむずかしそうだなぁ
投資でもうけると言っている人は「大人になってからプロスポーツ選手目指します!!!」と言っているくらい無謀なことをしていると思ってください。
それくらい時間を投資に費やして、何年も努力してその才能が開花したほんの一部の天才だけが投資で大きく稼いでいるのです。
その氷山の一角だけをみて「自分もテスタさん(天才トレーダー)みたいに投資で一儲けしたい」なんて考えている人は、はっきり言って考えが甘いです。
投資は厳しい世界なんだね…
ただ、裏を返せば堅実に金融知識を身に付けて家計管理と資産形成を実践し続ければ、誰でも月2万円の配当金を受け取れるようになる可能性はあります。
多くのサイト読者さんは、結果だけ見て記事を読むのをやめてしまいます。
そんな中でここまで真剣に記事を読んでいる方は本当に素晴らしいです。
そんなあなたが、お金で失敗せずに豊かな人生を送れることを切に願っています。
では次に、実際のポートフォリオを例に配当金月2万を実現する方法を解説します。
【実例】配当金月2万円のポートフォリオ
4つの実例を紹介して、配当金月2万を実現するポートフォリオを解説します。
- JT(日本たばこ産業)の場合:おすすめしない例
- VYMの場合:米国高配当株投資をしたい人向けの例
- SBI日本高配当株式(※)の場合:手間をかけたくない人向けの例
- 日本高配当個別株ポートフォリオの場合:著者が実践している例
- 正式名称は「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」。日本の高配当株の詰め合わせパックを購入できる投資信託です。
具体的な銘柄をもとに解説しているので、配当金月2万円のポートフォリオを具体的にイメージできますよ。
JTの場合|配当金月2万円にはいくら必要か検証!
高配当株投資家に人気の銘柄「JT(日本たばこ産業)」に投資した場合、配当金月2万円受け取るにはいくら必要か、解説します。
結論おすすめしないやり方ではありますが、ここを読むことで高配当株投資の大切な考え方を学ぶことができます。
もしJTに投資する場合、約480万円(※)あれば配当金月2万円がもらえる計算になります。
これは税引き前の数字です。
もし税金のかかる口座(※)でJTを購入したとすると、6,025,640円の投資で配当金月2万円をもらうことができます。
- NISAの成長投資枠ではなく特定口座(源泉徴収あり)で購入した場合
- 194円×0.79685=154.5899(税引き後配当金)→240,000÷154.5899=1552.4947株→1553株必要→3880×1553株=6025640円
- 2024年2月29日時点の予想配当利回りをもとに計算。1株あたり194円・株価3,880円(1株)・配当利回り5%として計算
ただしこれはJT(日本たばこ産業)が配当金を維持することができればの話です。
「これなら600万円で配当金月2万を達成できるじゃないか!」
と思われるかもしれません。
しかし、同じような考えで東京電力の株を2011年3月に購入していたらどうなったと思いますか?
結果はこちらです。
2011年3月時点での東京電力の配当利回りは6.44%でした。
しかし、翌年から記事執筆現在まで、東京電力からは1円も配当金は出ていません。
それだけ、個別株への集中投資にはリスクがあるということです。
株に限らずどの投資であっても必ずリスクがあります。
例えば住宅を購入する場合、これは不動産投資をしていることと同じになります。
この場合、住宅を購入した時点で災害リスクや土地価格が下落するリスクを抱えることになります。
災害リスクに関しては保険である程度備えることができますが、投資に保険なんてものはありません。
保険は本来「起こる確率は低いけれど、起きてしまったときの損失が大きいこと」に備えるものです。
株式が暴落するリスクは決して小さくないので、それに対する保険は存在しないのです。
だからこそ、投資をするときは自分でリスクに備える必要があります。
そこで重要になる考え方が分散投資です。
では次は、これを買うだけで分散投資ができると言われている「VYM」や「日本高配当株の投資信託」について解説します。
VYMの場合|配当金月2万円にはいくら必要か検証!
金融大国アメリカで有名な高配当株ETFに「VYM」という銘柄があります。
ETFとは、日本語に直すと上場投資信託のことです。
VYMは、簡単に言うと「配当金を多めに出してくれる優良なアメリカ株の詰め合わせパック」だと思ってください。
このVYM1本に投資するだけで、米国株式市場に上場している400銘柄以上の高配当株に分散投資ができます。
もし、このVYMに投資していた場合、約676万円で配当金月2万円がもらえる計算になりあます。
ただし、これは税金や為替コストなどの手数料を考慮していない数字です。
実際は800万円以上必要になるでしょう。
だいたいのイメージをもってもらうための数字です
ただVYMなどの米国株に投資する場合には、日本株に投資する場合とちがい、為替リスクがあることには注意が必要です。
そこで次は、「日本高配当株の詰め合わせパック」である「SBI日本シリーズ-日本高配当株式(分配)」という投資信託のケースを紹介します。
- 株あたり年間配当金3.478ドル(2023年の年間配当)、株価112.47ドル(2024.1.31時点の株価)、1ドルあたり147円で計算。
- 年間120,000円(817.63ドル)の配当金を得るためには、VYMを235口必要。
- 株価112.47(ドル)×235(口)=26430.45(ドル)
- これを日本円に換算すると、約3,882,976円になります。(数字が得意ではないので、ちょっとめんどくさいやり方をしてしまいました。)
- 単純計算でこの数字を2倍すると、年間24万円、月2万円の配当金を受け取れる計算になります。
- 仮にNISAの成長枠で投資した場合でも、実際には米国の税金がかかり、配当金に対して10%の税金が引かれます。ですから、税引き後で考えるともう少し投資金額は大きくなります。
- また、円をドルに換えるタイミングでも証券口座によっては手数料が取られます。2024年現在、楽天証券やSBI証券では米ドル/円の為替手数料が無料になっています(リアルタイム取引などの条件あり)。
日本高配当株・投資信託の場合|配当金月2万円にはいくら必要か検証!
VYMのように為替リスクがある商品は不安だから、日本株がいい!
具体的に何を買えばいいか分からないから「詰め合わせパック」を買いたい!
そんな人なら「SBI日本シリーズ-日本高配当株式(分配)」は検討の余地がある投資信託です。
発売当時、高配当株投資家の中では相当話題になった投資信託です。
こういったアクティブ投資の投資信託は手数料が高い傾向にあります。
ですが、この投資信託の信託報酬(手数料と思ってくれてOKです)は0.099%で、めちゃくちゃ安いです。
さらに、運用開始時の30銘柄の平均配当利回りが4.5%と高く話題となりました。
そのため、もし年利4.5%ならこの投資信託を約533万円分購入すると、月2万円の配当金を受け取れる計算になります。
ただし、いい話ばかりではありません。
この投資信託に含まれる30銘柄を見てみるとそれが分かります。
高配当株投資家のわたしからすると、正直に言って「好きになれない」銘柄が含まれてしまっています。
具体的にどの銘柄とは言いませんが、ファンド全体の配当利回りを4%以上にするためには高リスクな高配当株も組み入れる必要がありますから、仕方ないと言えば仕方ないです。
また、この投資信託はまだ販売開始から日が浅く実績がないため、実際にどのくらい配当がもらえるのかはまだ分かっていません。
そのため、これさえ買えば必ず配当利回りが4.5%になるわけではないことに注意が必要です。
わたしのスタンスはこうです。
どうしても自分で銘柄を選びたくないけど、高配当株投資をやってみたいという人なら検討の余地はあるかもしれない。
ほかのぼったくりゴミファンドに比べたら優良だけど、わたしはまだ投資しない。だったら自分で銘柄を選んで投資する。
そこでこの章の最後は、自分で日本高配当株ポートフォリオを作成した場合の例を紹介します。
日本高配当株・個別株の場合|配当金月2万円のポートフォリオ
著者の保有する日本高配当株ポートフォリオでは、税引き前171,846円の配当金を受け取ることができています。
まだ、年間240,000円、月2万円の配当金には届いていませんが、これに食品セクターなどを加えて240,000円にする予定です。
記事執筆当時は株価が上がり過ぎて狙っている株が買いたい値段でなかなか買えないんですよね…
ちなみに、わたしのポートフォリオは15銘柄以上8セクターに分散していますが、これでもリスク高めな方です。
これから始めるはら、1株投資で50銘柄20セクターくらいに分散して勉強するのがおすすめです。
ここまで読んだ方はお分かりだと思いますが、投資に絶対解は存在しません。
どの投資手法にもそれに見合ったリスクがあります。
投資はあくまで豊かになるための手段です。
高配当株の場合、「配当金をもらえる」ことに価値がある投資手法ですから、最終的に重要なのは「受け取った配当金をどう使うか」です。
そこで、次は配当金月2万円で何ができるのかを解説します。
配当金月2万円でできること
配当金はインカムゲイン(※)を得られることに価値があります。
- インカムゲインとは、金融商品の保有によって得られる利益のことです。
そこで、もし月2万円の配当金を受け取ることができたなら、どんなことができるのか考えてみましょう。
ここでは、
- 毎月2万円もらえると生活費はどのくらいまかなえるのか
- 配当金を受け取っている著者の場合は何に使っているか
を解説します。
配当金月2万円でまかなえる生活費
配当金を月2万円受け取ることができるとどのくらいの生活費をまかなうことができるのでしょうか。
総務省統計局が公表している「家計調査・家計収支編・単身世帯」によると、一人当たりの1か月間の平均支出がこちらです。
- 通信費:6,610円
- 保険料:14,917円(※)
- 光熱費:10,085円
- 住居費:53,691円
- 自動車の維持・関係費:20,130円
合計 105,433円
- 保険料のみ公益財団法人生命保険文化センター「2022年度 生活保障に関する調査 調査結果」を参考。
このことから、月2万円の不労所得が手に入ると「通信費」と「光熱費」を配当金だけでまかなうことができることが分かります。
すごいです♪
さらに、通信費や保険料などの見直しを行えば、
- 通信費:2,000円
- 保険料:5,000円
- サブスク代:3,000円
- 光熱費:10,000円
まで節約することも可能ですから、これら4つの固定費を配当金だけでまかなえることになります。
著者の場合、この数字より固定費はさらに低いので、配当金だけでこれらをまかなえている計算になります。
固定費の節約方法については「【固定費節約】6大固定費の効率的な見直し方を徹底解説!」で詳しく解説しています。
【配当金の使い方】配当金月2万でできること
「配当金で生活費をまかなうなんて夢がないよ!」
と思う人もいると思います。
そんな方は「配当金はすべて贅沢費(浪費)として使う」という考え方もあります。
わたしも個人的にはこちらの考え方の方が好きです。
そこで、わたしが日本株から受け取っている配当金を何に使っているのかを紹介します。
- 週に1回銭湯に通う:1回約1,000円(入浴料金+サウナ料金+飲み物代)、1か月で4,000円(500(円/回)×4(週間))
- 週に1回お気に入りのカフェに行く:1回約1,000円(コーヒーとデザート)、1か月で4,000円
- 好きな芸人さんのラジオを聴く:月額1500円(オーディブル)、1か月で1,500円
- 通信費・保険料を支払う:2,000円
これで1か月あたり11,500円になります。
わたしが日本株から受け取っている配当金は年間約14万円、月になおすと11,600円です。
資産をへらすことなく、自分の好きなことにお金を使えるのはうれしいですね
配当金月2万円をもらうための具体的な5ステップ
「話を聞いて配当金をもらいたくなったけど、何からすればいいのか分からない…」
という方のために、月2万円の配当金をもらうための5ステップを解説します。
安心してください。
わたしも初めは全く何の知識もない状態から始めました。
あなたも自分で行動すればできますし、ここではそのための最適な道のりをお伝えします。
この5ステップでは、わたしがあなたからお金を取ることは一切ありません。
その代わり地道な方法になりますから、後はあなたが行動するかどうかにかかっています。
わたしは家族や友人に向けてこの記事を書いているので、一人での多くの人がお金に困らない豊かな人生を送れることを祈っています。
- 証券口座を開設する
- 財務優良な株の選び方を学ぶ
- 1株投資から始めて値動きに慣れる
- 投資の種銭を増やす
- 余裕資金を高配当株に投資する
このステップは1日でできるものではないので、この記事をブックマーク登録して、見返しながら進めるのがおすすめです
【STEP1】証券口座を開設する
断言します。
ネット証券の証券口座は豊かな人生を送る上で絶対に持っておくべきアイテムです。
ネットで操作する手間は多少かかりますが、これをやるかやらないかで人生が変わると言っても過言ではありません。
想像してみてください。
対面の銀行や証券で対応してくれる人のお給料はどこから支払われていると思いますか?
考えたら分かりますよね。
そこで働く人を否定するつもりは全くありませんが、これを読んでいるあなたはネット証券で口座開設をしてほしいです。
対面営業がなくコストカットをしているため、ネット証券は手数料が安く設定されています。
投資という正解のない世界で、一つだけはっきりしていることは「手数料はなるべく安く済ませろ」です。
賢明な投資家なら誰もが同じことを言います。
そして現状、そのネット証券で最も優秀な証券会社がSBI証券です。
(楽天証券も同じくらいいいですからすでに口座開設されている方はそちらでもOKです。)
テレビやネットでほかの証券会社をよく目にすると思いますが、ここまで読んでくださったみなさんなので、その真実を伝えます。
- その証券会社がお客からたくさん手数料を取っているから広告にかける費用があるから
- その証券会社を紹介した人がたくさんお金をもらえるから
わたしのような弱小ブロガーに何を言われてもほかの証券会社は何も困らないと思いますから、読んでくださった皆さんには真実を伝えました。
SBI証券の口座開設からNISAデビューまでの設定まですべて書いてあります
楽天証券もSBI証券と同じく手数料が業界最安水準ですが、1株投資の対象でない銘柄が多いため、どちらか一つ選ぶなら、SBI証券をおすすめします。
わたしはこの2つの証券口座を持っています。
【STEP2】財務優良な株の選び方を学ぶ
SBI証券の口座が開設されるまでには少し時間がかかります。
そこで、その間に財務優良な高配当株の選び方を学びましょう。
本来であれば、わたしの基準を紹介したいところなのですが、現状高配当株の選定基準を詳細に書く余裕がないので、今回はわたしが唯一信頼している投資系youtuberさんの動画を紹介します。
上記の順番で動画を観ることがおすすめです。
初めは分からない言葉が出てきて難しく感じるかもしれませんが、調べながら何回も観るうちに分かるようになりますよ。
【STEP3】1株投資から始めて値動きに慣れる
SBI証券では「S株」という1株から投資できるサービスがあります。
日本株は本来100株単位の取引になるため、ある程度まとまった資金が必要でした。
しかし、1株投資が可能になった現在では、誰でも少額から高配当株投資ができます。
SBI証券では1株投資「S株」の対象銘柄が多いです。
そのため、他の証券会社では1株投資ができないけど、SBI証券ならできるということがあります。
富裕層ではない高配当株投資家にとってSBI証券は最高のパートナーになります。
この記事を書くにあらり実際に1株投資「S株」で購入してみたのですが、スマホアプリを使えば10タップで株を買うことができました。
10年前の投資家がこれを知ったらとってもおどろくとおもいますよ。便利な世の中ですね
では、実際にスマホから1株投資「S株」を購入する方法を簡単に解説します。
- スマホアプリ「SBI証券 株」をインストールする
- ログイン・初期設定をする
- 財務優良で高成長な高配当株の銘柄名を検索する
- 画面右上の赤い「取引」ボタンをタップする
- 赤いボタン「現物買」をタップする
- 画面右上の「S株」にチェックを入れる
- 預り区分(「NISA」か「特定」)と株数を選択する
- 取引パスワードを入力する
- 「同意する」にチェックを入れる
- 「確認」ボタンをタップして「発注」
もちろんブラウザからでもできますよ
おめでとうございます!これであなたも高配当株投資デビューです♪
【STEP4】投資の種銭を増やす
残酷ですが、結局のところ投資はどれだけ資金があるか、つまりいくら投資に回せるかがすべてになります。
例えば、わたしが4年前に3000万円の資金をもっていて、同じように投資をしていたら今は億り人になっていました。
ですが、当時わたしにその資金はなかったので、今も地道に家計管理と資産形成を続けています。
結局、投資は規模の世界
いくら投資の知識に明るい人でも資金が多い人には劣ります。
その例を見てみましょう。
Aさんは、100万円を10%増やし110万円にしました。利益は10万円です。
Bさんは、1000万円を10%増やし1,100万円にしました。利益は100万円です。
この二人の利益に90万円の差がありますが、Bさんがやったことは「ただたくさんのお金を投資に回した」だけです。
悲しいですがこれが現実です。
「じゃあ自分には無理だ…」
とあきらめるのは簡単です。
わたしだって、「あの時もっと自分に資金力があれば今頃FIREできるくらいの資産があったのに…」と思ったことは何回もあります。
でも、環境や他人に文句を言っていても自分の人生は何もよくならない。
これもまた現実です。
漫画『ピーナッツ』の中でスヌーピーがこんな言葉をのこしています。
You play with the cards you’re dealt … whatever that means.
(それがどんな意味であったとしても、きみは配られたカードで勝負するしかないんだよ)
当サイト「20money|ニーマルマネー」があなたにとっての「配られたカード」の一枚になれるように、運営者は全集中で熱を込めて記事を作成しています。
投資の種銭を増やすためには家計管理と収入アップが必須になります。
貯金の仕方をまとめたコンテンツもありますので、本気で家計管理をして人生を変えたいと思う方はご一読ください。
収入アップについては今後コンテンツを増やしていきます
【STEP5】余裕資金を高配当株に投資する
前提として、住宅ローンを除き、負債を抱えている場合は投資より返済を優先しましょう。
ここからは負債がないという前提で高配当株投資をする上で最も重要なことをお伝えします。
高配当株投資は「余裕資金」でやるべきです。
詳しく説明します。
貯金は大きく3種類に分けることができます。
- 生活防衛資金
- 準備資金
- 余裕資金
生活防衛資金とは、自分が働けなくなったときなど、いざというときのために備える貯金を言います。
一般に、基礎生活費の3か月~2年分くらいが目安になります。
準備資金とは、結婚資金や教育資金、老後資金など未来に必要になることに備える貯金のことです。
この場合、使う目安が15年以上であればインデックス投資で、数年以内であれば貯金で備えることが賢い選択になります。
余裕資金とは、生活防衛資金にも準備資金にも該当しない、何に使ってもいい余った貯金のことです。
高配当株投資は、本来この「余裕資金」を使ってするものです。
ここを勘違いしてしまい、いきなり投資をしてしまう人がいるのですが、それは大きな間違いです。
なぜなら、株価が下落したときに余裕資金以外で高配当株投資をしていたら、普通の人はメンタルが持ちません。
「あぁ…わたしの結婚資金がへってしまった…」
となり、耐えきれなくなって売ってしまうのです。
「20money|ニーマルマネー」で紹介している高配当株投資は基本的に長期投資を前提としています。
長期にわたって安定した配当金を得られることが、高配当株投資の価値だとわたしは考えています。
個人的な感情で売ってしまってはその前提が崩れてしまいますよね。
だから、「どの株を買うか」より「どの資金を使って株を買うか」の方がずっと大切です。
初心者の方が、「この銘柄が上がった!この銘柄が暴落した!」と一喜一憂する必要は全くありません。
そういった細かいことを言っているのは株式投資を趣味にしている人たちです。
財務優良で高成長な銘柄を淡々と探し、下落タイミングを待ち、一括で購入する
高配当株投資のやり方はそれだけです。
ただ、たくさんの情報があってその「それだけ」ができない人がたくさんいます。
「20money|ニーマルマネー」では正しい金融知識を発信していますから、もし気に入っていただけた人は、これからもサイトをのぞいてくれるとうれしいです。
次からは「ニーマルマネー」で検索してくださいね
まとめ|配当金月2万円は行動すればだれでも目指せる!
配当金月2万円をもらうために必要な金額や具体的なポートフォリオ、高配当株投資の始め方について解説しました。
この記事のまとめです。
年間配当利回り | 月2万円に必要な投資金額 |
---|---|
2% | 1200万円 |
3% | 800万円 |
4% | 600万円 |
5% | 480万円 |
- JT(日本たばこ産業)の場合:税引き後約600万円(おすすめはしない)
- VYMの場合:税引き前約676万円(米国高配当株をしたい人向け)
- SBI日本高配当株式(※)の場合:税引き前約533万円(※)(手間をかけたくない人向け)
- 著者が実践しているのは「日本高配当株ポートフォリオ」を自分で作ること
- ファンド設立時の利回り(4.5%)をもとに計算。新しい投資信託なので、記事執筆時点ではまだ分配金の実績はありません。
- 証券口座を開設する:SBI証券の口座開設
- 財務優良な株の選び方を学ぶ:リベラルアーツ大学の動画を視聴
- 1株投資から始めて値動きに慣れる:SBI証券「S株」
- 投資の種銭を増やす:家計管理と収入アップ
- 余裕資金を高配当株に投資する:生活防衛資金と準備資金には手をつけない!
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てていたら幸いです。
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