毎月の固定費をさらに節約して、生活を身軽にしたい!
住宅や自動車の固定費の詳しい見直し方が知りたい!
そんな疑問やお悩みをお持ちの方のために書かれた記事です。
こんにちは。25歳で資産1000万円を達成したおみそです。簿記資格を所有しています
ここでは、3つの固定費(光熱費・住居費・自動車の維持費)の節約方法を具体的に解説しています。
行動レベルにまで落とし込んでいるので、誰でも着実に固定費見直しを進めることができる内容になっています。
この記事は、「6大固定費の効率的な見直し方を徹底解説!|通信費・保険料・サブスク」に続く内容で後半部分になります。
まだ、前半を実践していない場合は、こちらの記事を先に読むことをおすすめします。
先に住居費や自動車維持費を見直したい!という方はこの記事からでもいいと思いますよ
「20money|ニーマルマネー」では、多くの人が毎月支払っている固定費のことを「6大固定費」と呼んでいます。
- 通信費
- 保険料
- サブスク料金
- 光熱費
- 住居費
- 自動車の維持費
今回は、これら6大固定費のうち、比較的見直しの難易度が高い3つの固定費を節約するための具体的な方法を紹介します。
- 通信費
- 保険料
- サブスク料金
- 光熱費
- 住居費
- 自動車の維持費
少しむずかしくはなりますが、分かりやすく解説しているので安心してくださいね
本記事は当サイト「20money|ニーマルマネー」で考案された「資産形成の4ステップ」の「【STEP1】貯金」「【STEP1-1】固定費の削減」の内容をより具体的に解説した記事になります。
- 「先取り貯金」とは毎月の収入から一定額を先に貯金に回す方法のことです。
- 「生活防衛資金」とは、いざという時のために貯めておくお金のことです。
貯金の仕方の全体像を知りたい方はこちらの記事「【貯金の仕方・コツまとめ】上手にお金を貯める方法を徹底解説」をお読みください。
貯金の仕方を7ステップに分けて、具体的に学ぶことができます。
固定費見直しの3ステップ【復習】
どの固定費であっても、次の3ステップで見直しを進めていきます。
支出の平均は?どのくらい節約できる?
次に、これから見直す固定費の平均支出を見てみましょう。
これから見直す3つの固定費「光熱費」「住居費」「自動車の維持費」の1か月間の平均支出はこのようになっています。
- 光熱費:10,085円
- 住居費:53,691円
- 自動車の維持・関係費:20,130円
合計 83,906円
- 参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯〈用途分類〉1世帯当たり1か月間の収入と支出 2023年」
「光熱費」「住居費」「自動車の維持費」を見直すと、例えば以下のような節約効果があります。
- 4.光熱費:10,085円→9,000円
- (電力会社の見直し)約1,000円の節約
- 5.住居費:53,691円→33,000円
- (引っ越しなど)約20,000円の節約
または、
- 6.自動車維持費:20,130円→0円
- (車を手放す)約20,000円の節約
合計 約34,500円の節約
都会に住んでいる人なら、自動車を手放して公共交通機関や自転車を活用すると、自動車の維持費は0円になります。
地方在住の方なら、軽自動車に買い替えたり、引っ越しなどで住居費を安くしたりすることも可能です。
「自動車が好きだから新車や普通車を買いたい!」という場合は、その限りではありません。
ですが、その場合は「消費」ではなく、あくまで「浪費」であることを理解した上で購入するようにしましょう。
ガソリン代や保険料、自動車税、車検代など車を所有すると毎月(毎年)それなりのコストがかかりますからね…
あなたがもし「これから貯金や資産形成を頑張りたい!」と思っているのなら、毎月の固定費を下げることが、誰でもできる一番おすすめな節約方法です。
どの程度の生活ならストレスにならなのか、実践しながら振り返ると、自分に合った生活ができるようになってきますよ
固定費節約④光熱費
光熱費:10,085円→9,000円(電力・ガス会社の見直し) 約1,000円の節約
ここでは、光熱費(電気・ガス代)を見直すメリットと見直し方3ステップについて詳しく解説しています。
- 毎月の光熱費がいくらかかっているのかを確かめる。
「電気ご使用量のお知らせ」やWEBで料金と利用量を調べることができます。
- 電気ガス比較サイトを利用して、電気ガス料金をシミュレーションする
電気ガス比較サイト「エネチェンジ」なら電力会社とガス会社の最もお得な組み合わせをすぐに知ることができます。
- 電力会社・ガス会社のプラン内容を確認し、乗り換え手続き(※)をする。
- 新しい電力会社・ガス会社に乗り換えをする
- 新しく契約する会社がやってくれるので、解約の手続きは必要ありません。
それではいっしょに光熱費を見直ししましょう
電気・ガス料金(光熱費)を見直すメリット
2016年4月から電気が翌年の2017年4月からはガスが自由化されました。
そのため、現在では消費者が自由に電力会社・ガス会社を選べるようになっています。
でも乗り換えたところで月1,000円しか節約できないんだよね…
確かに、光熱費の節約金額は、他の固定費に比べるとそこまででではないように思えるかもしれません。
ですが解約手続きや工事が不要で、簡単に乗り換えることができ、年間数万円の節約も期待できます。
さらに電力・ガス会社の乗り換え検討は、優秀な比較サイトを使えばすぐにできるというメリットがあります。
格安SIMのように自分のケースに合わせてプランを選択する必要もないですから、楽チンです。
STEP1|毎月の固定費を調べる【光熱費の場合】
まずは、光熱費にいくらかかっているかを確認します。
「ご使用量のお知らせ」やWEBで調べることができます。
以下の項目をチェックすればOKです
- ガス料金合計
- 電気料金合計
- ご使用量(電気:kWh ガス:㎥)
- 電力会社名&プラン名
- ガス会社名&プラン名
- 基本料金(電気・ガス)
比較サイトで詳しくシミュレーションするときに必要になる情報です
STEP2|費用の相場を知る【光熱費の場合】
単身世帯の平均的な光熱費は月10,000円程度ですが、地域差や住環境によって変わるのであまり参考にしなくて大丈夫です。
一般的に、電気・ガス料金は次のような基準で決まります。
- 電気・ガスの基本料金
- 電気・ガスの使用量(電力量料金(電気)・従量料金(ガス)(※1))
- 都市ガス or LPガス(※2)
- 燃料費燃料費調整制度(電気)・原料費調整制度(ガス)(※3)
- プラン割引 など
- 1 基本料金は毎月一定でかかる料金。電力量料金・従量料金は使用量あたりにかかる料金のこと
- 2 LPガスとはプロパンガスのこと
- 3 燃料(原油・石炭・天然ガス)の価格変動を電気・ガス料金に反映させる仕組みのこと
ご参考までに。覚える必要はありませんので、ご安心ください
基本料金や使用量だけでなく、使用量や基本料金、都市ガスかどうか等で電気代・ガス代は決まっていることが分かっていればOKです。
例えば、プロパンガスを使用している家庭のガス代は、都市ガスよりも高くなる傾向にあります。
プロパンガスの基本料金には、配送などの人件費が含まれているためです。
このように、使用量や住環境によって人それぞれ光熱費は変わります。
STEP3|固定費を見直す【光熱費の場合】
電気・ガス料金は使用量などによって変わるため、一概に「ここの電力会社、このガス会社がいちばん!」と断言することはできません。
そのため、電気ガス一括比較サイトを使うとスムーズに見直しができます。
電気・ガス料金を比較して、ご自身にとって最適な電力会社・ガス会社を見つけましょう。
ここからは具体的な見直し方法の解説です♪
電気代・ガス代(都市ガス)の見直し
電気料金(ガス料金)の見直しなら「エネチェンジ」が最もおすすめです。
私もシミュレーションしましたが、年間で節約できる金額がすぐに分かり、切り替えの申し込みもサイト上で完結するので便利でした。
ご自宅のガスが「都市ガス」の場合は、ガス会社もいっしょにこのサイトで見直しをすると手間が省けます。
最も節約効果の高い電力会社とガス会社の組み合わせを一瞬でシミュレーションしてくれます
一つだけ気を付けてほしいのが、シミュレーションをするときは「かんたん」ではなく「くわしく」で使用量を入力することです。
ステップ1で調べたチェック項目(太字)が分かっていれば、「くわしく」で入力できます。
- ガス料金合計
- 電気料金合計
- ご使用量(電気:kWh ガス:㎥)
- 電力会社名&プラン名
- ガス会社名&プラン名
- 基本料金(電気・ガス)
エネチェンジでの乗り換え手順はこちら(準備中)で詳しく解説しています
ガス代(プロパンガス)の見直し
プロパンガス一括比較サイトならシミュレーションから乗り換えまでの手続きをすべてサイト上で済ませることができます。
ご自宅がプロパンガスの方はプロパンガス一括比較サイト「enepi
このような比較サイトでは複数社から連絡が来て時間を取られてしまうことがあります。
上記のサイトなら希望した会社とだけのやり取りになるので、複数の業者から電話がかかってくることはありません。
時間の節約になりますね
ただでさえ、人件費などがかかる関係でプロパンガスは都市ガスに比べて料金が高くなる傾向にあります。
そのため、プロパンガス料金を削減したい人にとっては使うメリットが大きいサイトです。
持ち家の方は何の問題もありませんが、賃貸住宅にお住まいの方は注意点があります。
賃貸住宅の場合、プロパンガス会社を乗り換えるときは、基本的に大家さんの同意が必要になります。
大家さんに確認を取って許可をもらってから乗り換えを検討しましょう。
より詳しい注意点や大家さんへの確認方法を知りたい方は「(準備中)」をご覧ください。
一括比較サイトの乗り換え手順についても詳しく書いてあります
固定費節約⑤住居費
住居費:53,691円→33,000円 約20,000円の節約
(引っ越し・家賃交渉・火災保険見直し)
家賃を33,000円にするなんて無理だよ…
あくまで平均なので、それぞれのライフスタイルに合わせてできる範囲で住居費を節約していきましょう。
固定費見直し3ステップで、住居費の見直し方を解説します。
主に賃貸の方に向けた内容になります。
とはいえ、持ち家の場合でも「火災保険」と「住宅ローン金利」なら見直す余地があります。
↓火災保険の見直し【持ち家の場合】
↓住宅ローン金利の見直し【持ち家の場合】
ボタンを押すと別記事にとびますよ
住居費の見直しポイント【賃貸の場合】
ここからは賃貸にお住まいの人に向けて、住居費の見直し方法を説明していきます。
まず、住居費の見直しポイントについてです。
結論、家賃と火災保険料の見直しを検討しましょう。
- 【家賃】引っ越しや値下げ交渉で家賃を下げる
- 【保険料】火災保険の乗り換えで保険料を下げる
「②火災保険の乗り換え」については「本当に必要な民間保険5選」で解説しています。
↓火災保険料の見直し【賃貸の場合】
緑のボタンを押すと別の記事にいきます。火災保険の見直し方法「賃貸の場合」からすぐに読むことができますよ
ここでは、「①引っ越しや値下げ交渉」について解説します。
- 毎月の家賃を確認する。
共益費等を含む家賃の合計を「住居費」として計算します。
- 家賃が安い地域に引っ越しをする
- 今住んでいる賃貸住宅の家賃交渉をする
家賃交渉をする場合は、管理会社にメールで家賃引き下げを提案する。
STEP1|毎月の固定費を調べる【賃貸の場合】
まずは、今住んている賃貸住宅の家賃を確認します。
共益費等を含む家賃の合計を「住居費」として計算しましょう。
STEP2|費用の相場を知る【賃貸の場合】
次に、家賃の相場を調べましょう。
- 建物種別(戸建・マンション・アパートなど)
- 間取り(ワンルーム・2LDKなど)
- 居住エリア
家賃相場は↑の3つの情報だけで「SUUMO」で簡単に調べることができます。
ステップ3に入る前に、「引越し」「家賃交渉」のどちらの方法で住居費を見直すかを検討します。
- 家賃が安い地域に引っ越しをする
- 今住んでいる賃貸住宅の家賃交渉をする
「①引っ越し」を検討する場合は「(準備中)」を読むと、初期費用を節約して引っ越しをすることができますよ。
「②値下げ交渉」を検討する方はステップ3に進みましょう。
STEP3|固定費を見直す【賃貸の場合】
値下げ交渉をしたら大家さんとの関係性が悪くなりそうで怖いなぁ…
たしかに、直接会って値下げ交渉をするのはハードルが高いですよね。
対面だと躊躇してしまう人が多いと思いますから、メールで交渉することをおすすめします。
交渉をするときのコツは相手にもメリットがあると示すことです。
例えばこのような内容で家賃の値下げを提案してみましょう。
- 相場よりも家賃が高いこと
- 交渉に応じた場合はこれからも住み続けたいこと(ほかのメリットでもOK)
- 入居後の不備など
相場は先ほど紹介した「SUUMO」で調べることができます。
築年数やバストイレ別等、今住んでいる賃貸と条件の近い賃貸を探せたらもっといいです。
「物件を探す」で見ることができますよ。似たような条件の物件がなければ家賃相場をもとに交渉しましょう
下調べができたら、正当な理由を添えて丁寧に管理会社とメールで交渉をしましょう。
例文を用意しましたから、どうやって書けばいいか悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
株式会社 ○○会社 ご担当者様
いつもお世話になっております。
私、ニーマルマネーハイツ201号室で賃貸契約をしている○○と申します。
快適な住環境を整えていただき感謝申し上げます。
この度、現在の家賃「○○円/月」から○○円賃料を引き下げていただきたく連絡致しました。
今回家賃の引き下げをお願いする理由は以下の通りです。
①○○市○○(○○駅周辺)の家賃相場を調査したところ、現在私が契約を交わしている家賃より○○円安いため。
②現在○○に不備が生じており、生活に不便を感じているため。
以上の理由から、現在の家賃から○○円引き下げていただきたく存じます。
もし、引き受けていただけた場合、賃貸契約を更新して、これからも長く住み続けたいと考えています。
ご検討をお願い申し上げます。
(氏名)
(メールアドレス)
(住所)
上の文章は自由に使用してください
メールを書くときに大切なのは、
- 「相場と比べて高い」と根拠を示すこと
- 相手(管理会社・大家さん)にとってもメリットがあることを伝える
- 高圧的な文章にならないように注意する
です。
家賃を1,000円下げることができれば年間12,000円の節約になります。
もし投資で毎月1,000円もらおうとしたら元手が40万円(年利3%の場合)も必要になります。
家賃交渉は元手0円でできますね
たとえ家賃が下がらなかったとしても、一度交渉した経験があれば次の賃貸に住んだときにも役に立ちます。
家賃交渉をして損をすることはないですから、まずは行動してみましょう
固定費節約⑥車・自転車維持費
自動車維持費:20,130円→0円 約20,000円の節約
(車の売却・自動車保険の見直し)
「地方だから移動のために車は必要」ってときはどうすればいいの…?
地方で車を手放すのが難しい場合であっても、自動車の維持費を見直すことは可能です。
自動車は購入時の費用だけでなく、税金や保険料、ガソリン代や駐車場代と毎月のコストがかかります。
自動車の維持費を見直して、固定費を節約しましょう。
固定費の見直しものこすところあと一つです。最後まで一緒に頑張りましょう♪
自動車維持費の見直しポイント
自動車の維持費を見直す際のポイントは次の二つです。
- 自動車を所有する必要があるのか?
- その自動車は「消費」か「浪費」か?
この二つについて検討してから自動車維持費の見直しを行っていくと、スムーズに固定費を節約できると思いますよ。
①その自動車、本当に必要?
まず、今所有している自動車が本当に必要なのかどうか、改めて考え直してみましょう。
必要だから買ってるんでしょ…?
そうかもしれないですね。
ですが意外に「その自動車を買った理由」をしっかり考えている人は少ないかもしれません。
モノを買うときの考え方も学ぶことができますから、ぜひこの機会に検討し直してみるといいと思います。
あなたが所有している自動車は本当に必要ですか?
必要な場合はそれはどうしてかも言葉にして考えてみましょう
ちなみに、都内在住で自動車を手放した私の知り合いは「子どもが成長して家族で出かける機会があまりなくなったから」という理由でした。
②「消費」か「浪費」か判断しよう
生活をする上で必要なものやサービスにお金を使うこと
生活に必要はないが、自分の満足のためにものやサービスにお金を使うこと
浪費は生活の満足度を上げるために大切なことです。決して悪いことではありません。ただし、消費と浪費の区別は付けられるようにしましょう
例えばこのような場合は、生活をする上で必要になるので「消費」にあたります。
- 地方で自動車がないと生活ができない
- 小さな子どもがいるので、快適に移動したい
- 通院・入院をする身内の送り迎えが頻繁にある
また、このようなケースでは「浪費」にあたります。
- 住んでいる地域では公共交通機関が充実している(移動に車は必要ない)
- 通勤等の日常では使わず、長距離移動でのみ使っている
- 自動車やドライブそのものが好きで娯楽として運転している
浪費を通して生活の満足度を上げることは生きていく上でとても大切なことです。
ただし、それが予算の範囲を超えてしまっている場合や「自分の目的のために貯金がしたい」と思っている場合は話が別です。
①の状況であれば、公共交通機関や自転車、レンタカー・カーシェアを組み合わせて利用すれば自動車がなくでも問題なさそうですよね。
②の場合でもレンタカーで代用できるかもしれません。
- 【カーシェア】日常の短時間利用が多い人(近場)・維持費をかけたくない
- 【レンタカー】必要なときに長時間利用・維持費をかけたくない
③のケースで車を手放すべきかどうかは、現在の収入と支出の状況次第です。
例えば、カーローンを組んでまで自分の好きな自動車を「浪費」として購入するのはおすすめできません。
資産形成をして貯金を増やしたいと思っている人ならなおさらです。
カーローン(借金)を組んでいない人であっても、自動車の維持費が家計を圧迫している場合は、一度手放すことを検討してみてもいいかもしれません。
ある程度資産を築くことができてから「浪費としての自動車」を楽しむという選択肢もあります。
自動車の必要性を考え「手放そう」と思った人は、この後の内容をとばして、まとめまで進んでいただいてOKです。
自動車の所有を続ける人はここから維持費(毎月/毎年のコスト)を見直していきましょう。
自動車維持費見直し3ステップをはじめていきましょう
自動車維持費見直しの3ステップ
自動車維持費を見直すための3ステップがこちらになります。
- 自動車の維持費が月(年)額いくらかかっているのかを確認する。
「1.ガソリン代」「2.駐車場代」「3.税金(自動車税+車両重量税)」「4.自動車保険料」「5.車検費用」「6.その他メンテナンス費用」
↑の項目を1か月あたりの金額に割って計算する
- 自動車維持費の平均(20,130円/月)より高いか安いか
- 1か月あたりの維持費にならした金額が月収の10%以内(ボーナスは含めない)か?
- 自動車の買い替えを検討する
軽自動車などに乗り換えて「駐車場代」「税金」「自動車保険料」「車検費用」等の維持費と購入時コストを抑える
- 今の自動車に乗り続ける
「自動車保険料」「車検費用」を抑えるために、見直しを行う
いっしょに見直していきましょう
STEP1|毎月の固定費を調べる【自動車維持】
自動車にかかる6つの維持費が年間でいくらかかっているのかを調べましょう。
↓の表を参考にして、一覧にまとめるのがおすすめです。
維持費 | 金額 |
---|---|
1.ガソリン代 | 69,907円 |
2.駐車場代 | 120,000円 |
3.税金(自動車税+車両重量税) | 23,800円 |
4.自動車保険料 | 13,920円 |
5.車検費用 | 23,333円 |
6.その他メンテナンス費用 | 50,000円 |
合計 | 300,960円 |
- マツダコンパクトカーのケースで概算
- 税金や保険料、車検費用は年間費用に直して記載
- 駐車場代は月10,000円、メンテナンス費用は50,000円として計算
合計金額が分かったら、それを1か月あたりに直しましょう。
例の場合なら、300,960÷12=25,080円/月
1か月あたり約2万5千円かかっていることになります。
計算をして、毎月のコストを明らかにしましょう
STEP2|費用の相場を知る【自動車維持】
次の2つの視点から、現在の自動車維持費が適正価格であるかどうかを見極めます。
- 自動車維持費の平均(20,130円/月)より高いか安いか
- 1か月あたりの維持費にならした金額が月収の10%以内(ボーナスは含めない)か?
1か月あたり約2万5千円の場合は、①の平均より高いですね。
②については、手取り月収25万円以上(月収の10%以下)なら適正価格、それ以下なら適正価格ではないということになります。
ここで、次の2つのいずれかを選びます。
- 自動車の買い替えを検討する
- 今の自動車に乗り続ける
適正価格より高い場合は、軽自動車への乗り換えを検討しましょう。
実際により維持コストの安い自動車に乗り換えるかどうかは、どれだけ貯金したいのか、その気持ち次第です。
購入時コストと維持費の両面で軽自動車に乗り換えるメリットは大きいです
適正価格で乗り換えをしない人であっても「4.自動車保険料」「5.車検費用」については維持コストを抑えることができるかもしれません。
ステップ3では、「4.自動車保険料」「5.車検費用」の節約方法を解説します。
STEP3|固定費を見直す【自動車維持費】
最後に、「4.自動車保険料」「5.車検費用」の見直しを行います。
車検費用の見直しはカンタン
「5.車検費用」については、楽天Car車検で車検の見積もりや予約をするのが簡単です。
ネット割で通常よりも安く済むことに加えて、大手も含めたブランド加盟店の費用を一括でシミュレーションすることができます。
あくまで「おまけ」ですが、楽天Car車検からの予約で楽天ポイントがもらえます
自動車保険の見直し3ステップ
自動車保険の見直しは次の3ステップで行います。
【STEP1】保険料と加入している保険の内容を確認する
自動車保険の契約書を用意し、料金と内容を確認しましょう。
対人対物は無制限か?など詳しく調べると乗り換えを検討するときにラクですよ
【STEP2】必要な補償内容を確認する
自動車保険では自賠責保険は加入義務があります。
そのほかの任意保険については義務ではありませんが、大富豪でない限りは以下の補償を付けることが望ましいです。
- 自賠責保険(加入義務)
- 対人対物無制限(任意保険)
- 個人賠償責任保険(特約※1)
- 弁護士特約(特約※2)
- 1 火災保険等でも加入することができます。重複しないように注意しましょう。
- 2 弁護士費用を貯金で賄える人は付けなくてもOKです。
なぜこれらの補償が必要なのか、その理由まで知りたい方は、↓の記事をご覧ください。
自動車保険についても分かりやすく解説されています
【STEP3】一括見積もりサイトで自動車保険の乗り換えを検討する
自動車保険では、無制限の対人対物保障が必要です。
事故を起こしてしまうというのは、「起こる確率は低いが、起きていしまったときの損失が大きいこと」に当たるからです。
「起こる確率は低いが、起きていしまったときの損失が大きいこと」に対処するのが本来の「保険」の役割です
車両の破損はそれにあたりません。
なので車両保険は加入せず、基本的に貯金で備えるのがいいです。
ただ、現時点で貯金がなく、修理代を出すのが難しいという人は一時的に車両保険に加入するのはありだと思います。
貯金があれば本当に必要な保険だけで済むので、よりお金が貯まりいやすくなりますね
自動車保険は年齢や走行距離、車種によって保険料が変わります。
そのため、一括見積もりサイトで比較して乗り換えを検討するのが最も効率的です。
同じ条件であっても一括見積もりで比較すれば、数万円安くなる場合もあります。
自動車保険の見直しを検討している方は、インズウェブ「無料の自動車保険一括見積もりサービス」で最大20社まで見積もりをもらうことができます。
リンクからでもボタンからでも公式サイトに行けます
自動車保険についてより詳しく知りたい方は「公的保険と民間保険のキホンと本当に必要な民間保険5選」をご覧ください。公的保険の考え方をもとに、自動車保険も含めた「本当に必要な保険」を理解することができます。
まとめ|固定費を見直し方して、生活を身軽にしよう!
今回は、6大固定費の効率的な見直し方を徹底解説!後半戦として、光熱費・住居費・自動車の維持費の節約方法について詳しく解説しました。
- 4.光熱費:10,085円→9,000円
- (電力会社の見直し)約1,000円の節約
- 5.住居費:53,691円→33,000円
- (引っ越しなど)約20,000円の節約
または、
- 6.自動車維持費:20,130円→0円
- (車を手放す)約20,000円の節約
合計 約34,500円の節約
この記事の内容を実践して、もし月3.5万円の固定費を節約することができたなら、あなたは自分の人生を変えるほど大きな行動をしたことになります。
ここで節約した3.5万円を元手にして、毎月優良な投資商品を買い続けたら、なんと30年後には約2,900万円になるかもしれません。
投資にはリスクがあり未来のことは誰にも分かりませんので、確実にそうなるというわけではありません。
ですが、この数字は過去のデータから見ても、決して非現実的なものではありません。
お金について真剣に学ぶということは、自分の人生をよりよくしていこうとする行為そのものなのです。
お金について向き合おうとしない人ほど「お金は汚いもの」と捉えがちです。
ですが、お金は決して汚いものではありません。
お金を汚くするのはいつだって”人”です。
「ニーマルマネー」ではニーマル(真っ白)な金融知識をあなたに届け続けます。
これからも一緒に家計管理と資産形成をすすめていきましょう♪
固定費削減ができた人は、次に先取り貯金の設定をしましょう。
大切なので大きな文字で書きますね。
固定費の見直しで節約できた分のお金をそっくりそのまま先取り貯金に回します!!
そうすることで、食費や娯楽費を削ることなく、自動的に貯金ができるようになります。
(先取り貯金記事準備中)
引き続き、いっしょにがんばりましょう!
記事をブックマーク登録だけしておいて、一旦休憩してもOKですよ。
無理せず自分のペースで進めましょう。
ニーマルマネー考案「資産形成の4ステップ」の「【STEP1】貯金システム化」の全体像を振り返りたい方は「【貯金の仕方・コツまとめ】上手にお金を貯める方法を徹底解説」を読みなおすことをおすすめします。
6大固定費のまとめです。
復習したい人は読んでみてください。
通信費のまとめ
6,610円→3,000円(最適な格安SIMへの乗り換え) 約3,500円の節約
支払明細や専用アプリでスマホの月額料金とデータ利用量を調べる
通信費の平均(単身世帯)は6,610円。これを3,000円程度まで下げる
格安SIMに乗り換える
- 楽天モバイルはほとんどの場合、MNP予約番号なしで乗り換えできるので簡単です
スマホは格安SIMに乗り換えよう
保険料のまとめ
14,917円→5,000円(保険の見直し・解約) 約10,000円の節約
- 自分が入っている保険の種類と内容、月々の支払額を確認する
- 基本的な保険の考え方を学び、同じ条件で相見積もりを取る
- 最適な保険会社・保険商品に乗り換える
- 必要ない保険は解約する
本当に必要な保険にだけ加入しよう
サブスク料金のまとめ
10,000円→5,000円(サブスク解約・継続・加入) 約5,000円の節約
- 自分が加入しているサブスクサービスと月額料金を調べる
- 【必須】アマプラ:月額数百円(年払いがお得)
- 【加入の余地あり】目的別に後ほど紹介:3000円以内
- 【必須】アマプラ会員
- 【継続】現在利用していて、浪費と分かっていても価値を感じているサービス
- 【解約】あまり利用していない、または利用しているが必要を感じないサービス
アマプラ以外のサブスクには優先順位をつけよう
光熱費のまとめ
光熱費:10,085円→9,000円(電力・ガス会社の見直し) 約1,000円の節約
- 毎月の光熱費がいくらかかっているのかを確かめる。
「電気ご使用量のお知らせ」やWEBで料金と利用量を調べることができます。
- 電気ガス比較サイトを利用して、電気ガス料金をシミュレーションする
電気ガス比較サイト「エネチェンジ」なら電力会社とガス会社の最もお得な組み合わせをすぐに知ることができます。
- 電力会社・ガス会社のプラン内容を確認し、乗り換え手続き(※)をする。
- 新しい電力会社・ガス会社に乗り換えをする
- 新しく契約する会社がやってくれるので、解約の手続きは必要ありません。
電気ガスの一括比較サイトを活用して最適な会社に乗り換えよう
住居費のまとめ
住居費:53,691円→33,000円 約20,000円の節約
(引っ越し・家賃交渉・火災保険見直し)
- 【家賃】引っ越しや値下げ交渉で家賃を下げる
- 【保険料】火災保険の乗り換えで保険料を下げる
- 毎月の家賃を確認する。
共益費等を含む家賃の合計を「住居費」として計算します。
- 家賃が安い地域に引っ越しをする
- 今住んでいる賃貸住宅の家賃交渉をする
家賃交渉をする場合は、管理会社にメールで家賃引き下げを提案する。
家賃や保険料を下げて、固定費を身軽にしよう
自動車維持費のまとめ
自動車維持費:20,130円→0円 約20,000円の節約
(車の売却・自動車保険の見直し)
- 自動車を所有する必要があるのか?
- その自動車は「消費」か「浪費」か?
- 自動車の維持費が月(年)額いくらかかっているのかを確認する。
「1.ガソリン代」「2.駐車場代」「3.税金(自動車税+車両重量税)」「4.自動車保険料」「5.車検費用」「6.その他メンテナンス費用」
↑の項目を1か月あたりの金額に割って計算する
- 自動車維持費の平均(20,130円/月)より高いか安いか
- 1か月あたりの維持費にならした金額が月収の10%以内(ボーナスは含めない)か?
- 自動車の買い替えを検討する
軽自動車などに乗り換えて「駐車場代」「税金」「自動車保険料」「車検費用」等の維持費と購入時コストを抑える
- 今の自動車に乗り続ける
「自動車保険料」「車検費用」を抑えるために、見直しを行う
ご自身の生活スタイルに合わせて最適な選択を考えましょう
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てていたら幸いです。
それではまた、お会いしましょう
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